医局概要
積み重ねた実績の下、
高い技術で多岐にわたる麻酔診療を行っています。
30年間にわたる麻酔実績
日本医科大学千葉北総病院麻酔科は、1994年1月26日の当院開院と同時に開設されました。
日本医科大学麻酔科学教室は日本で10番目に開設された麻酔科です。その開設は1962年1月なので、本学に麻酔科が開設されてから32年を経て新たに誕生したことになります。初代麻酔科部長には井上哲夫教授が就任され、立ち上げからほぼ20年間にわたり当麻酔科を運営、2013年より金徹が引き継ぎ現在に至っています。
救急医療・高度先進医療拡充への対応
麻酔科依頼手術件数は1994年が1017件、以後、1995年/1468件、1996年/1760件…2014年/3749件と順調に増加しています。2015年にはがん診療連携拠点病院の指定を受けたので今後ますますの手術件数の増加が見込まれ、また、救急医療・高度先進医療の拡充への対応、Respiratory Support Teamなどへの関与を深めるために当麻酔科では更なる医局員を必要としています。
幅広い診療科と様々な病態の麻酔をカバー
中央手術室においては安全を第一とし、術後の全身状態の安定を踏まえた麻酔管理を心掛けています。バランス麻酔を基本とし、硬膜外麻酔、超短時間作用性麻薬などを組み合わせ、最適な周術期管理を提供しています。当院にはドクターヘリを擁した救命救急センターがあるため、待機的手術のみならず重症患者の緊急麻酔管理も行い、幅広い診療科と様々な病態の症例をカバーすることが当麻酔科の特徴の一つです。
手術に際しては、患者さんをあらゆる苦痛(不安、痛み)から解放し、外科医に良好な術視野を提供するのが我々麻酔科医の主な役目と考えています。質の高い技術を持ち、安全管理・危機管理を含めた手術室のマネージメントを行い、医師・患者双方から信頼される人物たることをスタッフ一同の目標としています。
ペインクリニック外来を設置
ペインクリニック外来では各種疼痛に対して主として非侵襲的な方法による治療を行っています。急性痛に対しては硬膜外ブロックなどの侵襲的な治療で対応し、急性期を過ぎた後は薬物治療に移行するよう心掛けています。また、痛みのみならず当外来で対応できる疾患に対しては -例えば顔面痙攣などに対するボトックス注射など- 可能な限り対応しています。
救急医療・高度先進医療の拡充への対応、Respiratory Support Teamなどへの関与を深めるために、また、がん診療連携拠点病院の指定を受けたことにより、さらに多くの麻酔科医を必要としています。